ハクビシンを外やお庭で見かけたとき、また住宅の天井裏などに侵入されたとき、「ハクビシンにはどのような危険性があるのだろう?」と不安に感じるかもしれません。
結論として、ハクビシンが人間を襲うようなリスクは極めて低いものの、人間の健康面や住宅には様々な被害を及ぼします。
例としてハクビシンのフンには様々なウイルスが含まれており、それを人間が吸い込むことで高熱や下痢、嘔吐などの症状に見舞われる危険性があります。


この記事では、こうしたハクビシンの危険性を「人間」「ペット」「住宅」「果樹や農作物」への被害と共に解説し、どのような対処を取るべきかについてもまとめています。
ハクビシンの危険性について詳しく知りたい方は、ぜひ参考にして下さい。

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目次
ハクビシンの危険性とは?人間やペットへの直接的な被害

野生のハクビシンは基本的に臆病な性格をしています。そのため、たとえば人間と遭遇してもハクビシンの方から逃げてしまうことがほとんどです。「人間がハクビシンに襲われた」というような被害はほぼ起こりません。
しかし、ハクビシンも子どもを連れて歩いている場合などは、人間に対して威嚇や抵抗を示す場合があるため注意が必要です。
また犬や猫などのペットについても、中型・大型の動物であれば襲われる心配はほとんどありません。しかし小型のペット(インコやハムスターなど)はハクビシンにとって「捕食対象」であるため襲われてしまう危険性があります。
特に夜間に屋外で飼育をしているとハクビシンに襲われてしまう危険性があるため、金属製の頑丈なケージを使用したり、屋内での飼育に切り替えるなどの対策を行いましょう。
ハクビシンが人間におよぼす4つの健康被害
被害①:足音や鳴き声による「騒音被害」
ハクビシンは夜行性のため、人間が寝静まる頃に活動を本格化させます。
動画のように、ハクビシンが天井裏に侵入すると、ドタバタと走り回る足音や鳴き声が毎晩のように室内まで響きます。
被害に遭われた方からは「不安で精神的にも追い込まれていた」といった切実な声も聞こえ、不眠症や神経症、慢性的なストレスなどの心身の健康を損なう要因となります。
被害②:ダニ・ノミなどによる「虫刺され被害」

ハクビシンの体には多くのダニやノミが寄生しています。これらに寄生されたハクビシンに触れたり、住宅への侵入を許すと、痒みや赤みといった身体的な被害に遭う危険性があります。
また住宅に侵入された場合には、ハクビシンを追い出したり駆除を行った後でも、しっかりと殺虫消毒を行わなければ2次被害としてこうした虫刺されなどの被害に遭う可能性があります。
被害③:糞尿が天井裏にたまる「悪臭被害」

ハクビシンが住宅の屋根裏などに侵入すると、独特の「獣臭(けものしゅう)」が室内にも及ぶ可能性があります。
またハクビシンは屋根裏などで糞(フン)をするため排泄物の悪臭も充満し、普段通り過ごしていても臭気を感じたり、精神的にも追い込まれてしまいます。
被害④:ウイルスなどによる「感染症被害」
ハクビシンのフンには様々な病原菌やウイルスが含まれています。乾燥したフンの粉塵を吸い込んでしまったり、フンに触れた手で食品に触れるなどすると、以下のような健康被害が起こる危険性があります。
サルモネラ症【病原体:サルモネラ菌、ネズミチフス菌】
害獣の糞に含まれるサルモネラ菌に接触することで感染し、激しい腹痛、下痢、嘔吐などの急性胃腸炎を引き起こします。乳児や高齢者は菌血症(細菌が血流に入る)によって重症化することがあるため、早急な治療が必要です。

E型肝炎【病原体:E型肝炎ウイルス(HEV)】
ウイルスを含むハクビシンの糞便で汚染された水や食品を介して経口感染します。発熱、腹痛、黄疸などの急性肝炎症状が現れます。多くは自然治癒しますが、妊婦や高齢者は重篤化して死に至るリスクがあるため警戒が必要です。
カンピロバクター症(カンピロバクター腸炎)【病原体:カンピロバクター菌】
カンピロバクター菌とは、動物に腸に生息する細菌です。ハクビシンの糞を経由して口に入ると感染し、下痢、腹痛、発熱などの胃腸炎症状が現れます。感染から数週間後、手足や神経が麻痺する「ギラン・バレー症候群」を発症することもあり、注意が必要です。
条虫(サナダムシ)感染症【病原体:縮小条虫や小形条虫などの条虫(サナダムシ、エキノコックス)】
条虫は、サナダムシ(真田虫)とも呼び、動物の消化器官に生息する寄生虫です。ハクビシンの糞に含まれる条虫の卵が食品に触れ、口に入ることで感染します。腹痛、下痢、食欲不振などが主な症状ですが、エキノコックスという種類の条虫は重篤化することがあり、肝機能障害や黄疸などを引き起こします。
アレルギー性鼻炎・喘息【原因物質:アレルゲン(尿・上皮片・被毛、ダニ・ノミなど)】
乾燥した糞の微粒子や、ハクビシンの毛、付着したダニなどを吸入することでアレルギーを発症することがあります。くしゃみや鼻水などの鼻炎症状や、気管支喘息、皮膚炎などを引き起こし、日常生活に支障をきたします。

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ハクビシンが住宅に及ぼす3つの被害
ハクビシンが住宅へと侵入した場合には、人間やペットだけでなく住宅そのものにも大きな被害を及ぼします。住宅への主な被害は以下です。
被害①:天井染み、天板の劣化

ハクビシンには同じ場所に繰り返し排泄をする「溜め糞(ためふん)」という習性があります。
住宅の屋根裏などにフンが蓄積されると、天井にフンによる染みができ悪臭が室内へと充満します。またフンの重さに耐えられなくなった天板などが湾曲してしまい、最悪のケースでは天板が抜けてしまい補修のために多額のリフォーム費用が発生する可能性もあります。
被害②:断熱材の劣化

ハクビシンは屋根裏を寝床にしていることが多く、断熱材などが荒らされてしまう被害も多発します。
断熱材が荒らされれば、住宅の断熱性能が著しく下落し、冷暖房が効きづらくなるなどの被害に見舞われます。こうした断熱材を修復するためには多額のリフォーム費用が発生するため、金銭面での負担も増えてしまいます。
被害③:火災リスク
ハクビシンはネズミなどと同じく、屋根裏の電気配線を噛み切ることがあります。
以下の動画の20秒以降では、ハクビシンが天井裏にあるビニールテープを食いちぎる様子が捉えられています。
万が一、このようにして電気配線を嚙みちぎられた場合には、停電や火災といった大事故に繋がる危険性があります。
ハクビシンが果樹や農作物に及ぼす被害

ハクビシンは甘い果物を好物としているため、お庭に果樹などが植わっていると格好の餌場となってしまいます。また野菜なども好んで食すため、家庭菜園や畑も荒らされてしまいます。
特に農家の方の被害は深刻で、農林水産省によると令和5年度のハクビシンによる農地の被害金額は約3億6千万円にのぼるとされています。
参考:農林水産省|野生鳥獣による農作物被害状況|令和5年度
ハクビシンの好む食べ物については以下の記事も合わせてご覧ください。
お庭などの外部でハクビシンを見つけた場合の対策
対策①:忌避剤の設置

ホームセンターやネットショップでは、ハクビシンが近付かないようにするための忌避剤(きひざい)が販売されています。
ハクビシンが嫌う「トウガラシ」「ハーブ」といった匂い成分が含まれたものや、天敵であるオオカミの尿が主成分となったものなど様々です。こうした忌避剤を設置することで、ハクビシンを遠ざけられる可能性があります。
過度な期待は禁物ですが、手軽な金額で入手できますので、まずはハクビシン避けの第一歩として検討してみましょう。
対策②:生ゴミやペットフード、果樹の管理

ハクビシンは雑食性のため、人間が捨てたゴミや屋外に置かれたペットフード、庭の果樹などに被害を及ぼします。
一度「ここにはエサがある」と記憶されてしまうと、繰り返し被害に遭う可能性があるため、エサとなり得るものはきちんと管理することが重要です。
ゴミはフタ付きのコンテナに入れ、ペットフードは屋内で管理し、果樹にはネットや柵などを設置してハクビシンが近付けないように対策を施しましょう。
対策③:市区町村に相談し「捕獲」を狙う

被害の根本的な解決を目指すなら、ハクビシンの「捕獲」を狙う方法が最も確実です。
ただし、ハクビシンは鳥獣保護管理法によって守られている動物で、無許可で捕獲や殺傷をおこなうと1年以下の懲役または100万円以下の罰金に科される可能性があります。
そのため、市区町村に相談して許可を受け、行政と連携しながら捕獲を進めていくことになります。多くの自治体では無償で捕獲カゴの貸し出しや捕獲したハクビシンの回収をしてくれるので、まずはお住まいの自治体に相談してみましょう。
ハクビシンの捕獲に関しては以下の記事で詳しく解説していますので合わせてご覧ください。
なお、ハクビシンの捕獲は適切に捕獲カゴを設置しても50%前後に留まるというデータがあります。捕獲を実施すればハクビシン被害を完全になくせる訳ではありませんのでご注意ください。
参考:市内におけるアライグマ・ハクビシン目撃情報件数・捕獲及び処分頭数等(武蔵村山市)
住宅にハクビシンが侵入された場合の対策

天井裏から足音や鳴き声が聞こえたりなど、ハクビシンが自宅に侵入した形跡がある場合には、以下の手順で速やかに駆除を行いましょう。
手順① ハクビシンの「追い出し」(あるいは「捕獲」):ハクビシンが居ない状態を作る
手順② 侵入経路の穴塞ぎ(封鎖):ハクビシンが住宅に侵入した穴を塞ぐ
手順③ 糞尿の清掃:ハクビシンの残した糞(フン)と尿の清掃
手順④ 害虫駆除・殺菌消毒:ダニやノミなどの害虫駆除、ウイルスや病原菌の殺菌消毒を行う
これらの作業をすべてご自身で行うには、高所作業のリスクや感染症への対策など、多大な労力と危険が伴います。少しでも「自分では難しそうだ」と感じたら、被害が広がる前に害獣駆除の専門業者へ相談しましょう。
ハクビシン駆除は被害の程度や住宅の広さにもよりますが、およそ10万~30万円前後が相場と言われています。ハクビシン駆除の費用相場や、信頼できる業者の選び方については以下の記事で詳しく解説しています。
ハクビシンの危険性に関するQ&A
Q.ハクビシンに噛まれた・引っ掻かれた場合はどうしたら良いですか?
A.まず傷口を流水で十分に洗い流し、できるだけ早く医療機関を受診してください。ハクビシンはサルモネラ菌やカンピロバクター菌などの病原体を保有している可能性があり、傷口から感染するリスクがあります。自己判断で様子を見るのは危険です。受診の際は「ハクビシンに噛まれた」と必ず医師に伝えましょう。
Q.ハクビシンのフンを見つけたら自分で掃除しても良いですか?
A.対応できなくはありませんが、必ずマスク・手袋などを着用した上で作業してください。乾燥したフンの粉塵を吸い込むと感染症のリスクがあります。また清掃後は殺菌消毒も必須です。屋根裏など高所や広範囲に及ぶ場合は、感染リスクや作業の安全面から専門業者への依頼を強くおすすめします。
Q.ハクビシンはどこから住宅に侵入するのですか?
A.屋根の重なり部分や床下の通風口などからの侵入が多いです。ハクビシンの住宅への侵入経路については以下の記事で詳しく解説しています。
Q.自治体では無料でハクビシン駆除をおこなってくれますか?
A.いいえ、自治体でのハクビシンに関する対応は捕獲までがほとんどです。その後の穴塞ぎや消毒作業はご自身で害獣駆除業者などに依頼する必要があります。
Q.ハクビシン駆除に補助金などはありますか?
A.ごく一部の地域ではハクビシン駆除に掛かる費用の一部を負担してもらえる可能性があります。また多くの方が使える制度として、確定申告の「雑損控除」でハクビシン駆除の費用を計上する方法があります。詳しくは以下の記事で解説しています。
ハクビシンの危険性に関するまとめ
ここまでにハクビシンの危険性や人間・住宅に与える被害について解説しました。
特に住宅の屋根裏や床下にハクビシンが侵入している場合には、放っておいても勝手にハクビシンがいなくなる可能性は極めて低いです。また駆除費用も被害を放置すればするほど高額に膨らんでいきます。
少しでも不安を感じたら、被害が広がる前に害獣駆除業者に相談し、ハクビシンの危険性から身を守りましょう。
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