「ハクビシンがどこから侵入しているか分からない」
「どれくらいの隙間なら塞いだ方が良いの?」
こうした疑問に、累計4.9万件以上の施工実績を持つ害獣駆除パートナーがお答えいたします。
ハクビシン対策で最も重要なのは「侵入経路を塞ぐこと」です。ところが、ハクビシンは非常に小さな隙間や、人が確認しにくい場所から侵入するため、意外な場所が侵入経路となっており、被害が止まらないことがあります。
そこで本記事では、実際にハクビシンの侵入経路になりやすい場所をイラスト・写真付きで説明しつつ、ハクビシンの対策方法や、具体的な点検・作業のコツをお伝えします。
「もう二度とハクビシンを家に入れたくない」という方は、ぜひ最後までチェックしてください。

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目次
ハクビシンが通過できる穴・隙間の大きさは?

ハクビシンの体長は成獣でおよそ50cm~70cm前後で、尻尾まで含めると100cm以上となる個体もあります。
頭から尻尾まで非常に細長い体をしており、とても小さな隙間でも通過できてしまいます。そのため、住宅のほんの小さな穴・隙間を通って、屋内に入り込んできます。
具体的には、「正方形では8cm×8cm」「円形では直径9cm」「長方形なら6cm×12cm以上」の大きさがあれば、ハクビシンが侵入できると言われれています。

もし、住宅の内外にこのサイズの穴・隙間があれば、すべてハクビシンが屋内に侵入する可能性があると考えましょう。
ハクビシンはどこから住宅に侵入してくる?
屋根などの高所が侵入経路になりやすい
ハクビシンはもともと木の上で生活している動物であり、木登りが非常に得意で、ジャンプ能力も高いです。街では、電線や果樹の枝をつたったり、屋根から屋根へ飛び移ったりする姿がよく目撃されます。
住宅に侵入する際も、2階の屋根などの高所から入ってくること多いです。
以下の動画は、ハクビシンが住宅周辺の障害物を足場にして2階に登る様子を撮影したものです。
また、次の動画では、特に障害物が無くても住宅の雨樋(雨どい)を伝って器用に登る様子が捉えられています。
そのため、ハクビシンの侵入口を探す際は、地面だけでなく、2階の屋根などの高所も入念にチェックする必要があります。
ハクビシンが屋根裏に侵入する理由や、他の害獣との足音・鳴き声の違いなどについては以下の記事をご覧下さい。
ハクビシンの侵入経路の代表例
次のイラストは、ハクビシンの侵入経路となりやすい場所を図にしたものです。

主な侵入経路は4箇所ありますが、特にイラスト中の「1.屋根の重なり」および「2.軒下(のきした)」のような屋根周りからの侵入が非常に多いです。それぞれの場所について、実際の写真を交えながら詳しく説明いたします。
ハクビシン侵入経路の例①:屋根の重なり

築年数の古い、瓦屋根の住宅に多い侵入経路です。屋根同士が重なっている場所では、よく見ると重なった部分に隙間や穴が空いている事が多くあります。
以下の写真は、害獣駆除パートナーが実際に施工した屋根の重なり部分の穴塞ぎの事例です。施工前の写真では、害獣が通れるほどの隙間が空いている事が分かります。





ハクビシン侵入経路の例②:軒下(のきした)

軒下(のきした)とは、外壁から少し伸びている屋根(軒)の下側の空間の事を指します。
古い住宅では、軒と外壁の間に隙間が空いていたり、軒の板が破損して穴が空いたりしていることがあります。
以下の写真は、害獣駆除パートナーが実際に施工した軒下の穴塞ぎの事例です。




また、以下の動画は、古い住宅の軒と外壁の隙間から害獣が出入りしている様子を捉えています。(害獣はハクビシンではなくアライグマです)
軒下は普段意識することない場所であり、破損が進んでいても気付かないことが多いです。定期的に住宅を四方から確認し、劣化や隙間の有無を確認するようにしましょう。
ハクビシン侵入経路の例③:床下換気口
地面近くの床下換気口からもハクビシンが出入りしているケースがあります。
通常、床下換気口は細かい柵になっているためハクビシンは出入りできませんが、柵と基礎に隙間が空いていたり、そもそも柵が外れたりしていることがあります。こうした住宅では、床下換気口を通じてハクビシンが侵入する可能性があります。




床下換気口はご自身で確認や対策をしやすい場所です。ハクビシンによる被害が疑われたら、まずはすべての床下換気口をチェックして回りましょう。
ハクビシン侵入経路の例④:換気扇の排気口、エアコンの配管まわり
最後に紹介するのは、キッチンや浴室にある換気扇の排気口です。稀にハクビシンの侵入経路になっていることがあるため、侵入できそうな隙間が空いていないか確認するようにしましょう。




換気扇だけではなく、エアコンの配管周りも、隙間があればハクビシンの侵入経路となります。
ハクビシンの侵入を疑ったら、まずはここまでに紹介した場所に侵入口が無いか、重点的にチェックしていきましょう。
もっとも、僅かな穴でも見逃さないためには専門家の目が必要なことや、危険な場所に上がる必要となることから、少しでも不安を感じる方は、専門の害獣駆除業者に相談することをお勧めします。

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ハクビシン対策の原則 :侵入経路になりうる箇所をすべて塞ぐ(封鎖する)

ハクビシンの侵入経路になりうる場所がわかったところで、今後、ハクビシンの侵入を防止するにはどうすれば良いでしょうか?
その答えは、「ハクビシンの侵入経路となりうる穴・隙間をすべて塞ぐ(封鎖)する」です。
ハクビシンは帰巣本能(巣に戻ろうとする執着心)があるため、仮に一時的に追い出されても、新たに侵入経路を見つけて入り込もうとします。もし現在、侵入経路として使われていなくても、今後使われる可能性が常にあります。
そのため、「すべて塞ぐ(封鎖する)」がハクビシン対策の原則となります。
ハクビシンの侵入経路の特定方法
前節では、ハクビシン対策には、見つけた穴・隙間が現在は使われていなかったとしても、今後使われる可能性がある場所をすべて塞ぐのが重要だと説明しました。
それでも、「見つけた穴・隙間を、現在ハクビシンが使っているかどうかぜひ知りたい」という方もいらっしゃるかもしれません。
実は、見つけた場所がハクビシンの侵入経路となっているかどうかを特定する方法も存在しますので、ご参考に紹介いたします。いずれも我々のような害獣対策の専門もチェックするポイントです。
侵入経路の特定方法①:侵入経路周辺の汚れを確認する
害獣が侵入経路となる穴を通る時、体がこすれて穴の周辺部に黒ずんだ汚れが付着している事が多くあります。
以下の写真は、害獣が室内の侵入経路付近に残した汚れです。(害獣はハクビシンではなくネズミですが、ハクビシンも同様の汚れを残します)

侵入経路になっていないか疑いを持ったら、周辺にこのような汚れが付着していないかを確認します。
狭い侵入経路の場合は、ハクビシンが引っかかって体毛が付着しているケースもあります。注意深く観察するようにしましょう。
侵入経路の特定方法②:ハクビシンの足跡の有無を確認する
ハクビシンが出入りしている穴の周辺には、足跡が残されていることがあります。
犬や猫の可能性もありますが、ハクビシンの足跡は「指が5本」あり、「全体的に丸い形」をしている点から、判別することができます。(鋭い爪痕が残らない足跡も多く存在します)



白い外壁なら上記の足跡の形で汚れが残っていたり、反対に黒い瓦屋根の上なら白っぽく足跡が残ったりしていることがあります。
また、ハクビシンが移動に用いる雨樋(雨どい)も、足跡がよく残っている場所です。

侵入経路の周辺にこうした足跡があれば、ハクビシンが侵入していることを確認できます。
侵入経路の特定方法③:ハクビシンの糞(フン)の有無を確認する
侵入経路の周辺に、ハクビシンの糞(フン)が落ちていないかも重要なポイントです。
見つけたフンがネコやイヌのものである可能性もありますが、次のような違いがあるため、判別することができます。


またハクビシンは「溜めフン」といって、同じ場所に繰り返しフンをする習性があります。ハクビシンが侵入した住宅では、屋根裏や床下などに溜めフンをされていることが多いです。


通り道となっている場所にフンをすることもあるため、ハクビシンのフンが見つかればその近辺に侵入経路がある可能性もあります。
ハクビシンのフンについて詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
以上のように、ハクビシンの侵入を特定する方法はあるものの、どうしても判断が難しいケースも多いです。確実な調査と対策を行いたいはぜひ専門家に相談するようにしましょう。
ハクビシンの侵入経路を塞ぐ(封鎖する)方法
ハクビシンの侵入経路が見つかったら、穴を塞ぐ(封鎖する)作業を行い、ハクビシンの侵入を防ぎます。手順をご紹介します。
手順①:ハクビシンの追い出し
ハクビシンの侵入経路を塞ぐ前に、屋根裏や床下などにまだハクビシンが生息していないかを確認する必要があります。もしもハクビシンを住宅内に閉じ込めてしまうと、ハクビシンが暴れまわったり、餓死して悪臭や害虫の発生などの2次被害が発生したりしてしまいます。

ハクビシンの気配が無くても、ハクビシンが嫌がる成分を含んだ薬剤(市販のものであれば燻煙材など)を屋根裏や床下に散布しておくと安心です。必ず、完全にハクビシンを追い出してから穴塞ぎを開始するようにしましょう。
現在ハクビシンの気配があり、今すぐにハクビシンを追い出したいという方は以下の記事を参考にして下さい。
バルサンや害獣専用の燻煙材などを使用して本格的に追い出したい方は以下の記事も合わせてご覧下さい。
手順②:侵入経路の穴塞ぎ(封鎖)
ここまでの事例写真にも写っていますが、ハクビシンの侵入経路は「パンチングメタル」という金属板で塞ぐ事が一般的です。


パンチングメタルはホームセンターなどで誰でも購入でき、「金属用ハサミ(金切りバサミ)」を使えば好きな形に切る事ができます。これを穴の形に合わせて切り、四方をビスやコーキングボンドで固定すれば完了です。
なお、パンチングメタルはステンレス製の厚み0.5mm前後のものを推奨します。
我々のような専門業者は、現場の状況に合わせた穴塞ぎの手法が多数ありますが、一般の方が行うにはこの方法で十分だと考えられます。
しかし、パンチングメタルでは塞ぎきれない大きな穴や、高所や特殊な場所にある侵入口は無理にご自身で対処せず、専門業者に相談する方が良いでしょう。

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手順③:点検と衛生処理
侵入経路を塞いだつもりでも、まだハクビシンの足音や鳴き声が聞こえるようであれば、侵入経路を見落としている(封鎖できていない)可能性が高いです。
もし足音や鳴き声が聞こえなくなっても安心できません。ハクビシンが一度侵入したという事は、屋根裏や床下にハクビシンのフンが放置されていたり、ハクビシンの体についたダニが人間に寄生したりする可能性があります。

穴を塞いだ後は、「ハクビシンのフンの清掃」と、「ダニ・ノミなどの殺虫消毒(市販の燻煙材でも可)」を必ず実施しましょう。
また、ハクビシンが住宅から居なくなっても、しばらくの間は再侵入を狙って住宅近辺を徘徊する可能性があります。
人間に害を及ぼす事はほとんどありませんが、不安な場合には「ハクビシンの捕獲」を狙う方法もあります。捕獲については法的な規制もありますので、以下の記事を合わせてご確認下さい。

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ハクビシンの侵入経路に関するQ&A
Q1:ハクビシンが侵入しやすい時期はありますか?
A1:ハクビシンは冬眠をしないため、基本的に1年中侵入する可能性があります。しかし、寒さから身を守る冬期(12月~2月)と、安全な繁殖場所を探す春期(4月~6月)は侵入しやすい時期です。ハクビシンが冬眠しない理由や冬の被害については以下の記事も合わせてご覧ください。
Q2:庭の果樹を伐採すればハクビシンはいなくなりますか?
A2:既にハクビシンが侵入している住宅では、柿やミカンなどの庭の果樹を伐採してもいなくなりません。ハクビシンは餌よりも「安全な場所」を求めており、そもそも果樹の無い住宅にも侵入してきます。ハクビシンの好物については、以下の記事でも解説しています。
Q3:ハクビシンが通れるサイズより小さい穴は、塞がなくても大丈夫ですか?
A3:本記事にて紹介した穴の大きさより少し小さい程度であれば念のため塞いでおきましょう。穴が空いていると、ハクビシン以外にもネズミ等の害獣が侵入する可能性もあります。こうした被害を未然に防ぐ意味でも、小さな穴でも塞いでおく事をお勧めします。
Q4:ツルツルした壁もよじ登ってきますか?
A4:ハクビシンは木登りや綱渡りが得意であり、僅かな引っ掛かりがあれば簡単に壁をよじ登ります。電線を伝って移動したり、近くの木から飛び移ってきたりすることもありますので、ツルツルした外壁であっても油断はできません。
Q5:穴塞ぎ作業を行うのに適した時間はありますか?
A5:屋根裏や床下を慎重に点検し、ハクビシンがいない事が確認できれば時間は問いません。しかし、ハクビシンは夜行性のため、屋根裏などを巣にされていた場合、昼間はハクビシンが寝ている可能性があります。ハクビシンが巣を出て活動している夜間に作業を行う方が、作業中に遭遇したり、屋内に閉じ込めたりする可能性が低いため安心です。
Q6:ガムテープやネットで穴塞ぎを行っても良いですか?
A6:ハクビシンは力が強く、鋭い爪をもっているため、ガムテープやネットは破られてしまう可能性が高いです。確実に塞ぐには、記事内で紹介したパンチングメタルか、同等以上の強度のある資材を使って穴塞ぎを行いましょう。
Q7:侵入経路探しから業者に依頼するといくら位かかりますか?
A7:「侵入経路探し」というサービス単体を提供している業者は少ないかと思います。我々のような専門業者は、侵入経路探しから穴塞ぎ(封鎖)作業、その後の衛生処理までをセットで行う事が一般的です。住宅の広さにもよりますが、総額で20~30万円前後が相場になります。詳しくは以下の記事で解説しています。
まとめ:ハクビシンの侵入経路対策で失敗しないために
本記事では、ハクビシンの侵入経路となりやすい場所や、見つけたときの対処方法について解説しました。注意して頂きたい点を改めてまとめると次のようになります。
・侵入経路となる穴の大きさを確認
→人間の握りこぶし以上の穴は全て危ないと思いましょう。
・屋根周りを重点的にチェック
→特に屋根の重なりや軒下周りは侵入の多い場所です。
・全ての怪しい穴を塞ぐ
→現在侵入している穴だけでなく、侵入できそうな穴全てを塞ぎます。
・穴塞ぎの前に必ず追い出し(点検)
→ハクビシンを住宅内に閉じ込めないようにしましょう。
・パンチングメタルで封鎖
→ガムテープやネットなどは破られる可能性が高いです。
これらを意識してハクビシン対策を行いましょう。また、ここまでの内容を読んで「自分で行うのは難しそうだ」と少しでも感じた場合は、害獣駆除の専門業者へ相談する事をお勧めいたします。業者の選び方は以下の記事で詳しく解説していますので合わせてご覧下さい。









