「庭の果実が食べられている」
「夜中にガサガサと怪しい音がする」
このような気配を感じたらハクビシンの仕業かもしれません。ハクビシンは基本的に雑食性で何でも食べますが、特に甘い果実が大好きです。こうした好物を知れば、「なぜあなたの家が狙われたのか?」というヒントと同時に対策も考えられます。
この記事ではハクビシンの好物から逆に苦手とするもの、そして好物を利用した捕獲の方法などについて詳しく解説していますので、ぜひ最後までご覧下さい。

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目次
ハクビシンの好物一覧
ハクビシンの好物【果実】

ハクビシンは雑食性であり、「何を食べるの?」という質問に対しては「何でも食べる」と答えるのが正解です。しかしハクビシンが好む最大の好物は「甘く熟した果実」です。特に以下のような果実を好んで食べます。
- バナナ
- イチゴ
- イチジク
- 柿
- 桃
- ミカン
このように、「甘く、実が柔らかい」特徴を持つ果実を特に好んで食べることが知られています。
たとえば同じ果実でも「リンゴ」や「梨」もハクビシンは好んで食べますが、上述した「甘く柔らかい果実」と比べるとやや優先度が下がります。そのため、近くに「リンゴしかない」という状況であればリンゴが狙われますが、「近くに柿とリンゴがある」というような状況だと、リンゴは食べずに柿だけが食べられるといった被害が起こりやすいです。
ハクビシンの好物【野菜】

ハクビシンは果実だけでなく野菜も好んで食べます。特に「トウモロコシ」「サツマイモ」「カボチャ」といった糖度の高い野菜を好物としています。
ハクビシンによる農作物被害は社会問題ともいえますが、こうした野菜がハクビシンの好物であるということが関係しています。
ハクビシンの好物【昆虫】
ハクビシンはセミやカミキリムシといった昆虫も食します。その他にもミミズ、カエルといった小型の生物や、ニワトリの鶏舎、池の鯉などがハクビシンによって荒らされる被害も発生しています。
ハクビシンの好物【その他】
ハクビシンの雑食性は人間の食べ物にも影響します。特に高カロリーな「菓子パン」「スナック菓子」などもハクビシンの好物となっています。これらは人間が出す生ゴミなどに混入されているため、ハクビシンが出没する住宅地ではゴミ置き場などが荒らされてしまいます。
またペット用のドッグフードやキャットフードなどもハクビシンにとってはエサとなります。ハクビシンは水をよく飲みますので、屋外にペット用の水飲み皿などを放置しておくと、ハクビシンによって荒らされてしまう被害も発生しています。
フンから見るハクビシンの好物
ハクビシンが果実を好むことは、フンの特徴を見ても明らかです。ハクビシンのフンには果実の種が混ざっているケースが非常に多く、これが他の害獣や動物のフンと見分ける際の一番のポイントとなります。



こうした特徴を持つフンが道端やお庭などに落ちていれば、ハクビシンが近くに潜んでいる可能性が非常に高くなります。
好物を狙うハクビシンの身体能力
果実の中でも桃や柿などは、高い木の上で実が育ちます。成熟して地に落ちた果実(落果)はハクビシンが最も好む状態で、甘く熟しているうえに労せずして食べることができます。
しかしハクビシンは高い所に登る能力が非常に優れているため、木の上に果実が実っている状態でもラクに食べることができます。以下の動画は、民家の2階にハクビシンが軽々と登っている様子です。
このように、ハクビシンは自力で木に登ってエサに到達できるため、近くにハクビシンの好物である果樹が植わっている場合には、被害が多くなる傾向にあります。
近年では都市部のマンションでベランダに置いておいた野菜などがハクビシンの被害に遭うというケースも増えているので注意が必要です。
ハクビシンが【苦手】な食べ物

反対に、ハクビシンは刺激や匂いの強いものは苦手としています。
- トウガラシ(カプサイシンの刺激)
- ニンニク(アリシンの強烈な匂い)
- タマネギ(硫化アリルの刺激)
- ハーブ類(ミント、ハッカ、ラベンダー)
- 酢、木酢液
このような食材や匂いは、ハクビシンの対策グッズとしても活用されています。詳しくは後述しますが、ハクビシンを寄せ付けないためにはこうした刺激や匂いの強いものを備えておくと安心です。
ハクビシンの食習慣

ハクビシンは「気に入った物を繰り返し食べる」習性があります。そのため、一度ハクビシンの被害に遭うと「好物のある場所」とハクビシンに記憶され、繰り返しハクビシンが訪れて被害に遭いやすくなります。
またハクビシンは夜行性のため人間が寝ている時間に活発に動き回ります。夜間に庭で「ガサガサ」と音がしたり、寝ている間に果実が無くなっているようならハクビシンによる被害が疑われます。
ハクビシンに狙われやすい住宅と対策
ハクビシンに狙われやすい住宅の特徴

ここまでハクビシンの好物や食習慣について解説しましたが、これらの特徴から「ハクビシンの被害に遭いやすい住宅」は以下のような特徴を持っているケースが多いです。
- 庭に果樹(柿やイチジクなど)が植えてある
- 家庭菜園をしている
- 生ごみを外に保管している
- ペットフードを外に放置している
このような環境は、ハクビシン被害に遭いやすいといえますのでご注意ください。
それではこうした環境でハクビシンを寄せ付けないためにはどのような対策を取れば良いのでしょうか?主に以下のような対策が考えられます。
【対策1】ハクビシンが苦手な匂いを置いておく
ハクビシンは刺激の強い匂いを嫌いますので、「お酢」や「木酢液」などを購入し、ペットボトルなどに入れて置いておく(フタは閉めない)と、一定の忌避効果が得られます。
またホームセンターでは害獣用の忌避剤が販売されています。シートタイプのものや粉剤タイプのものなど、「置いておくだけで効果を発揮してくれる」ものがありますので、こうした商品を庭の隅などに置いておくとハクビシンが寄り付きにくくなります。
【対策2】果樹の管理
果樹は無くしてしまうことが最大の対策ではありますが、難しい場合には「熟す少し前」位に収穫を行ってしまうというのも一つの手です。ハクビシンは熟した果実を好みますので、被害に遭う前に収穫するなどの管理を行えば被害減少に繋がります。
また、果実が熟して落下しているものを放置すると、そちらもハクビシンを呼び寄せてしまいます。果実が落下している場合には、取り除いてしっかりと清掃を行うようにしましょう。
【対策3】家庭菜園の管理
家庭菜園を行っている場合には、ネットを掛けたり柵で囲うような対処を取りましょう。ハクビシンは力も強く、僅かな隙間でも通り抜けることができてしまいます。(農地では電気柵などもありますが、一般住宅では現実的ではありません)
網目の細かいネットを使用したり支柱をしっかりと固定するなどして、簡単には手を出せない状況を作りましょう。
【対策4】生ごみはフタつきのゴミ箱へ
屋外に生ごみを置いている場合には、まず屋外に置かなくても済む方法を検討しましょう。どうしても屋外に置いておく必要があるなら、頑丈なフタつきのゴミ箱に入れておくようにします。この時、フタつきだけでなくロックが掛かるようなものなら更に安心です。
【対策5】ペットフードは屋内で管理
生ゴミ同様にペットフードを屋外に置いているようであれば屋内で保管するようにしましょう。またペット用の水飲み皿も屋外に放置されているとハクビシンを寄せ付けてしまいます。
面倒でも、毎日片付けるようにすることがハクビシン対策に繋がります。
ハクビシンの好物を利用した捕獲のコツ

ハクビシンの好物を知ることは、「ハクビシンの捕獲」において非常に役立ちます。なぜならハクビシンは単純な罠を仕掛けるだけでは捕まりづらく、好物をエサとして設置して捕獲率を上げることができるからです。
ただし、「単純に罠の近くに好物を置いておく」だけではなく、以下のようにエサの置き方を工夫することでさらに捕獲率を上げることができます。
好物を数日前から置いておく
罠を設置する場所を決めたら、数日前から同じ場所にハクビシンの好物を置いておきましょう。ハクビシンも今までなかった場所に好物があると、警戒して食べてくれない可能性があります。数日前から「この場所に好物がある」と認識させられれば、警戒心が薄れていざ罠を設置した際もスムーズに捕獲できる可能性が高まります。
また数日前から撒いたエサを全く食べていない場合には、そのまま罠を仕掛けても失敗に終わる可能性が高いです。罠を設置する場所(エサを撒く場所)を変えるか、エサの種類を変えてみるなどしてみましょう。
罠の入口や奥にも好物を置いておく
ハクビシン用の罠として「捕獲カゴ」を設置する場合には、カゴの「入口→中央→奥」と、カゴの奥まで誘導するような配置でエサを置くようにしましょう。
こうすることでハクビシンがしっかりと罠の奥まで入ってくれ、捕獲率が上がります。
ハクビシンの捕獲は法律違反?
ここまでに好物を利用したハクビシンの捕獲のコツについて解説しましたが、そもそもハクビシンの捕獲は自治体などの許可を得ずに行うと「鳥獣保護管理法」違反となり、1年以下の懲役または100万円以下の罰金となります。
ハクビシンの捕獲を行う前には、必ずお住まいの自治体などに申請をしてから行うようにしましょう。また自治体によっては「ハクビシンの捕獲支援」を行っている場合もありますので、確認しておくようにしましょう。
こうしたハクビシン捕獲に関する法律や許可、罠の種類などは以下の記事で解説していますので合わせてご覧下さい。
ハクビシンを捕獲するには?法律・許可から罠のコツまで徹底解説!
ハクビシンが住宅に侵入するリスク

ハクビシンにお庭や住宅のゴミを荒らされるというと、もう一つ重大なリスクがあります。それは住宅の屋根裏や床下に侵入される可能性です。ハクビシンは夜行性のため昼間は安全な場所で寝て過ごします。また出産期には安全な場所を探して出産を行います。こうした「安全な場所」として住宅の屋根裏はこれ以上のない好環境となっているからです。
住宅にハクビシンが通れるほどの穴(侵入経路)が無ければ侵入されることはありませんが、ハクビシンは驚くほど小さな穴でも通れるので注意が必要です。ハクビシンが住宅に侵入すると、以下のような被害が発生します。
【リスク1】鳴き声や足音による騒音
ハクビシンは夜行性のため、人間が寝静まる夜間になると屋根裏で足音や鳴き声が聞こえるようになります。これらの被害は精神的にもかなり苦痛となり、神経症や睡眠障害といった症状を引き起こす原因となります。
【リスク2】糞尿による被害
ハクビシンは安心できる場所で繰り返し糞尿をします。屋根裏などは外敵に襲われる心配もないため、「溜めフン」と呼ばれるハクビシンの局所的な排泄場所に選ばれやすいです。
こうなると悪臭や衛生面だけではなく屋根裏に染みができてしまい、最悪のケースではリフォーム工事にまで発展する恐れがあります。
【リスク3】ダニやノミによる健康被害
ハクビシンの活動場所では、ダニやノミが大量に発生するケースがあります。ハクビシンの体から離れたダニやノミが、今度は人間に寄生して虫刺されや赤みなどの症状を引き起こします。
ハクビシンが屋根裏に侵入したら

すでにハクビシンが屋根裏に侵入してしまっている場合には、早急にハクビシンを「いなくさせる」ことが重要です。先述したハクビシンの捕獲用の罠を屋根裏などに仕掛けることも有効ですが、我々のような専門業者ではハクビシンが嫌がる成分を含んだ薬剤を散布することで屋根裏から「追い出し」ます。
こうした追い出し作業は、市販品を使用して一般の方でも上手くいく可能性がありますので、自身で試してみたい方は以下の記事を参考にして下さい。
ハクビシン駆除のバルサン活用術|コツは複数設置と煙漏れの観察
また屋根裏に侵入したハクビシンを無事に追い出せたとしても、ハクビシンの侵入経路を塞がなければ違うハクビシンや害獣が再び侵入してくる可能性があります。
こうしたハクビシンの侵入経路の探し方や塞ぎ方については、以下の記事で詳しく解説していますので合わせてご覧下さい。
【画像】ハクビシンの侵入経路はここ!侵入の多い場所4選と特定方法
ハクビシンの好物に関するQ&A
庭の果樹を全て収穫してしまえばハクビシンは来なくなりますか?
ハクビシンは執着心が強いため、一度好物が無くなったとしても定期的に確認に来る恐れがあります。また果物が無くなると、今度は近くの生ゴミやペットフードを漁るなどして定着し続けてしまう可能性もあります。こうした被害が繰り返し起こるようであれば、捕獲を検討するのが良いでしょう。
冬は果実が少ないので被害は減りますか?
いいえ、冬は果実が少ないため、人間が捨てる生ごみなどを狙うようになります。またハクビシンも寒さには弱いため、住宅の屋根裏などへの侵入被害は冬の方が多い傾向にあります。
ハクビシンが近くにいると、犬や猫が襲われてしまう危険性はありますか?
直接的にペットを襲うケースは非常に稀ですが、小型の犬や猫の場合には絶対に安全とは言い切れません。また襲われる以外にもハクビシンが持つノミやダニ、病原菌がペットに移ってしまう可能性があるため、水飲み皿にハクビシンの痕跡があるようなら、共有しないように気を付けましょう。
トウガラシやハーブの匂いの燻煙材を使用しても追い出せないことはありますか?
あります。トウガラシやハーブの匂いはあくまでもハクビシンの体調などに悪影響を及ぼすものではないので、匂いに慣れてしまえば効果は低くなります。一般の方が市販の燻煙材を繰り返し使用した後に、我々のような専門業者が追い出しを行っても同様に効果が出にくい場合があります。
ハクビシンを寄せ付けない対策を業者に依頼できますか?
住宅に被害が無く、「お庭に来るハクビシンをどうにかしたい」という程度であれば、自治体などに連絡をして「捕獲」を狙う方が良いでしょう。我々のような害獣駆除専門業者は、住宅に侵入したハクビシンの追い出しや、侵入経路の穴塞ぎ、消毒作業などがメインとなります。こうした作業の料金などについては以下の記事を参考にして下さい。
害獣駆除の相場はどれくらい?価格帯別の作業内容を徹底解説!
まとめ:ハクビシンの好物を知ることが住まいを守る
ここまでにハクビシンの好物について解説いたしました。ハクビシン被害を食い止めるためには、彼らの「食」の好みを正しく理解し、家を「エサ場」にさせないことが何より重要です。本記事の重要ポイントを改めて振り返りましょう。
- 最大の好物は「甘くて柔らかい果実」
→お庭にこうした果樹があると、ハクビシンを寄せ付けてしまいます。 - 「水場」も誘引の原因に
→食べ物だけでなく、ペットの水飲み皿などもしっかりと管理しましょう。 - 苦手な物を理解して対策をしましょう
→トウガラシやハーブ系の苦手な匂いを利用してハクビシン対策を行いましょう。 - 好物を利用して捕獲率アップを狙いましょう
→エサの置き方で捕獲率を上げられますが、事前に自治体に許可を取ることを忘れずに
ハクビシン対策はスピードが肝心です。一度「好物がある場所」と認識されてしまうと、繰り返し被害に遭う恐れがあります。記事内の対策を行いつつ、被害が収まらないようなら自治体の支援を受けつつ捕獲を行うか、害獣駆除専門業者に相談するようにしましょう。
