ハクビシンを「今すぐに」屋根裏から追い出すには?絶対に守るべき注意点も解説【ハクビシン被害を今すぐ解決】

ハクビシンの足音や鳴き声がうるさくて眠れない
とにかく“今すぐに”なんとかしたい

私たち害獣駆除パートナーは、このような切実な声をお聞きします。

ハクビシンが屋根裏に入り込むと、足跡や鳴き声に悩まされます。うるさいため夜眠れなくなり、不安の募る方もいらっしゃいます。

こんなとき、屋根裏の状況は次の動画のようになっているかもしれません。

また、ハクビシンは屋根裏で大量の糞尿をするため、放置すると悪臭や染み、ダニの発生などの2次被害を引き起こします。

そこでこの記事では、「今すぐに」ハクビシンを追い出す方法から、追い出しの際の注意点、追い出した後の対応などについて詳しく解説します。まずは記事を読んでいただき、ハクビシンを追い出す所からはじめましょう。

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ハクビシンを屋根裏から「今すぐに」追い出す方法

ハクビシン

ハクビシンは基本的に憶病な性格をしており、小さな衝撃や音にも敏感に反応します。そのため、屋根裏に潜んでいても、ちょっとした工夫で追い出せることが多いです。

「今すぐにハクビシンを追い出したい」という方向けに、どのような家庭でも実施しやすい方法を4つご紹介します。次の通りです。

 

方法1:手や棒で天井を叩く

天井

最も手軽な方法は、ハクビシンがいそうな場所をバンバンと叩くことです。天井からハクビシンの足音が聞こえる場合は、音のする場所を真下から叩いてみましょう。

脚立やイスに昇って叩いてもよいですし、足場が悪い場合は長い棒状のものや掃除機などで天井を叩くこともできます。この時、先端にタオルなどを巻いておけば、天井を破損する心配もありません。

ハクビシンが屋根裏内で移動したことがわかれば、後を追って繰り返し叩きます。

安全な場所だと感じなくなれば、ハクビシンは自然に屋根裏から出ていきます。音がしなくなるまで根気よく続けましょう。

 

方法2:大きな音を出す

スピーカー

掃除機やスマートフォン、スピーカーなどを使って、大音量で音を流す方法も簡単に実行できます。

スマートフォンを使う際は、天敵となる「大型犬」や「オオカミ」の鳴き声の動画を繰り返し流すと効果があります。危険を感じ、屋根裏から逃げ出していきます。

音が確実に届くように、なるべく天井に近い場所で鳴らすことが大切です。可能であれば、「天井点検口」を開け、ハクビシンのいる屋根裏で直接音を出すと効果的です。

天井点検口
天井点検口

上記の画像のような天井点検口があれば、フタを開けると屋根裏に通じますので、そこで大きな音を出しましょう。

天井点検口が見当たらない場合、和室があれば押入れの天井板を軽く押すと外れるようになっている場合があるため、確認してみましょう。

和室押入れ上の開口部
和室押入れ上の開口部

天井点検口や和室が無い場合は、害獣駆除業者やリフォーム業者に依頼すれば天井点検口を新設できますが、一定の時間が掛かります。「今すぐに」ハクビシンを追い出したい場合は、前述の「天井を叩く」や「大きな音を出す」方法で追い出しを狙いましょう。

 

方法3:殺虫スプレーを撒く

殺虫剤

天井点検口があれば、市販のスプレータイプの殺虫剤を撒くのも有効です。

殺虫成分がハクビシンの体に作用する訳ではありませんが、音や匂いが刺激となりハクビシンが嫌がって出ていく可能性があります。

しかし、殺虫スプレーが届く範囲は狭いため、ハクビシンが隅の方にいると効果が出ません。逆に、ハクビシンに近付いて直接スプレーを吹き付けると、パニックになったハクビシンが反撃してくる危険性もあるため、一定の距離を置いて吹き付けることをおすすめします。

 

方法4:強い匂いが出るものを置く

屋根裏

ハクビシンが嫌がる、強い匂いのするものを屋根裏に置くことも効果があります。

例えば、「お酢」をスポンジや布に含ませて置いてもよいですし、「トウガラシの匂い」「ハーブの匂い」を発生させるものでもよいです。ハクビシンが匂いを嫌がれば、出ていく可能性があります。

もっとも、こうした匂いを屋根裏の隅々まで充満させるのは難しいため、隅にいるハクビシンには効果が出ないこともあります。

 

燻煙材・バルサンは追い出しにさらに有効

さらに追い出せる可能性を上げるためには、ゴキブリ対策等に使われる「バルサン」や、「害獣用の燻煙材」を使用する方法があります。どちらもホームセンター等で一般向けに市販されているため、入手しやすい製品です。

燻煙材

「害獣用の燻煙材」には、ハクビシン等の害獣が嫌がる匂いや成分が含まれているため、ハクビシンを効果的に追い出すことができます。

殺虫剤「バルサン」は、とてもポピュラーな製品であり、常備しているご家庭も多いかもしれません。害虫用の燻煙剤ですが、ハクビシンもその匂いを嫌がるため一定の効果が期待できます。

こうした燻煙材を使用するコツは、屋根裏、天井裏(1階と2階の間)、床下で同時に使用することです。

屋根裏と天井裏、床下は壁の中で繋がっていることが多く、屋根裏だけで燻煙剤を使用しても、壁の中を通って天井裏や床下に避難されて終わってしまいます。複数の場所で同時に使用すれば、逃げ場が無くなり、元の侵入経路から屋外に逃げる可能性が高まります。

燻煙材のおすすめの使用図

燻煙材によるハクビシンの追い出しや注意点については、以下の記事で詳しく解説しています。合わせてご覧下さい。

 

ハクビシンを屋根裏から追い出す場合の注意点

ハクビシンを追い出す際、必ず注意いただきたい点があります。次の通りです。

 

注意点1:幼獣(子供・赤ちゃん)を置き去りにしない

ハクビシン

ここまでに紹介した方法でハクビシンの成獣(大人)は追い出すことができますが、まだ未発達なハクビシンの幼獣(子供・赤ちゃん)は自力で逃げられないため、屋外に追い出すことができません。

それどころか、ハクビシンの成獣だけを追い出してしまうと、置き去りにされたハクビシンの幼獣が餓死し、悪臭が出たり、害虫が大量発生したりすることがあります。

そのため、ハクビシンの追い出しの前後に、「屋根裏に幼獣はいないか?」を必ず確認する必要があります。

特にハクビシンの出産期となる4月~6月は注意が必要です。

なお、幼獣の有無の確認は、屋根裏を覗いて目視することが最も確実です。その他、「ピーピー」「キューキュー」といった鳥の雛のような鳴き声が聞こえたり、大人の「ドスドス」とした足音に加えて「トコトコ」といった軽い足音が確認できたりする場合は、幼獣がいる可能性が高いです。

 

注意点2:天井裏(1階と2階の間)や床下に避難される可能性がある

ハクビシン

前述した通り、住宅によっては屋根裏、天井裏(1階と2階の間)、床下が、壁の中で空間的に繋がっています。

屋根裏から追い出しても、住宅の外ではなく、隙間を伝って天井裏や床下に逃げてしまう可能性があります。

以下の動画は、ハクビシンが住宅の壁の隙間を移動する様子を捉えた映像です。

このような事態になったら、天井裏や床下でまた追い出し作業を行う必要があります。

ここまで読んで、「自分でやるのは難しい」と感じられたら、専門の害獣駆除業者に相談することをおすすめします。 

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屋根裏の動物がハクビシンかどうかわからない場合はどうする?

ハクビシンとその他の害獣

屋根裏に何らかの動物がいる気配があっても、実際に姿を見ないと、ハクビシンかどうか判断が難しいものです。

ところが、侵入した害獣がどんな種類であっても、追い出しの方法は基本的に変わりません。本記事で紹介してきた追い出しの方法は害獣種に関わらず一定の効果があるため、実施する意味はあります。

ハクビシンに似たアライグマやイタチの場合はもちろん、ネズミやコウモリであっても、その防除には追い出しや再侵入の防止策、衛生処理などの一連の作業を実施することになります。もっとも、ネズミやコウモリはハクビシンよりも小さな穴や隙間から侵入できるため、侵入経路の特定は非常に難しくなります。

害獣種は、姿を見なくても、足音と鳴き声から特定することもできます。ハクビシンと、よく勘違いされるアライグマ、そして最も相談件数の多いネズミについて違いを整理すると、次の通りです。

  • 足音
    →ハクビシン「ドタドタ
    →ネズミ「トコトコ」「カサカサ
    →アライグマ「ドスドス」「ドシンドシン
  • 鳴き声
    →ハクビシン「キィキィ
    →ネズミ「チューチュー
    →アライグマ「キューキュー

※音の感覚は人それぞれなため、参考程度としてご確認下さい。

 

ハクビシンの「捕獲」は法律違反になるため要注意

捕獲されたハクビシン

ハクビシンは、鳥獣の保護・管理のために定められている「鳥獣保護管理法」の対象となる動物です。

ここまでご説明してきた「追い出し」に留まれば許認可は必要ありませんが、無許可の「捕獲」は原則禁止されています。同法に違反すると、100万円以下の罰金または1年以下の懲役となる場合があります。

もし、ハクビシンの「捕獲」や「処分」が必要な場合は、必ず自治体から許可を得る必要がありますので、よく注意しましょう。

ハクビシンの「捕獲」に関する法規制は以下の記事で詳しく解説していますので、合わせてご覧下さい。

 

ハクビシンを追い出した後に実施したいこと【追い出し後のトラブル防止策】

ハクビシンの追い出しに成功しても、そのままではハクビシンが再び侵入したり、衛生被害が発生したりすることがあります。

そのようなトラブルを起こさないためには、次に紹介する防止策が必要になります。

 

防止策1:侵入経路を塞ぐ

侵入経路の点検

一度でも屋根裏にハクビシンが侵入したということは、住宅のどこかに「ハクビシンの侵入経路」となっている穴が存在しているはずです。

ハクビシンには帰巣本能があり、一度定着した場所に強い執着心を持っています。侵入経路の穴をそのままにしておくと、高い確率で再び侵入されてしまいます。

ハクビシンを追い出した後は、必ず侵入経路を閉鎖(穴塞ぎ)する工事を行わなければなりません。

なお、ハクビシンの侵入経路になりやすい場所は以下の4つです。

ハクビシンが侵入しやすい住宅の場所

  • 屋根の重なり
  • 軒下
  • 床下換気口
  • 換気扇などの開口部

住宅の点検をする際は、このような場所を重点的に確認しましょう。

特にハクビシンは高所を好む習性があるため、2階以上の場所から侵入するケースが多いです。

以下の2つの動画では、ハクビシンが器用に住宅の2階にのぼる姿が捉えられています。

ハクビシンの侵入経路と対策方法について、以下の記事でさらに詳細に解説していますので、合わせてご覧下さい。


また、ハクビシンの侵入経路の穴塞ぎは、我々のような専門業者が慎重に行わないと、漏れや施工不良による再発が起こりがちです。「自分では難しそうだ」と少しでも感じられたら、害獣駆除業者に相談するようにしましょう。

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防止策2:フンの清掃、雑菌消毒

ハクビシンのフン

侵入経路の穴塞ぎを完璧に実施できれば、ハクビシンの再発の心配は無くなります。

しかし、ハクビシンが侵入したということは、屋根裏に糞尿をされている可能性が高いです。

ハクビシンは一カ所に集中してフンをする「溜めフン」という習性があり、放置しておくと悪臭や染みの原因となります。

また、フンには雑菌やウイルスが含まれており、人間が触れたり、乾燥して舞い上がった粒子を吸い込んだりすると、感染症を引き起こすことがあります。

ハクビシンのフン清掃後

フンを清掃する際は、手袋とマスクを必ず着用し、「ほうき」や「ちりとり」でフンをかき集め、ゴミ袋に入れて処分します。掃除機はフンの粉じんをまき散らしてしまうため、使用は控えましょう。

清掃後、使用した用具は処分か、入念な洗浄が必要です。

さらに、フンが落ちていた場所をアルコール消毒しておくと、感染症を防ぐことができます。

ハクビシンのフンの清掃については、以下の記事も合わせてご覧ください。

 

防止策3:ダニ・ノミの殺虫消毒

殺虫消毒

ハクビシンがいなくなると、残されたダニやノミが人間の体に移って寄生する被害が起こることがあります。ダニ・ノミに寄生されると、皮膚炎や感染症を引き起こし、重篤化する場合もあるため決して油断できません。

被害を防ぐには、ハクビシンが侵入した形跡のある屋根裏や床下すべてで、ダニ・ノミの殺虫消毒をする必要があります。

ご自身で対応する場合は、市販の殺虫用燻煙材を適切に使用して、消毒作業を行いましょう。もっとも、住宅全体に万全な消毒作業を行うのは難しいため、少しでも不安があれば専門の害獣駆除業者に依頼することをお勧めします。

 

「確実なハクビシン対策」は専門業者へ

本記事では、今すぐ実践できるハクビシンの「追い出し」から、フン清掃や消毒の流れを解説しました。大まかな流れを振り返ると、次のようになります。

①ハクビシンの追い出し
②侵入経路の封鎖(穴塞ぎ)
③フンの清掃と消毒
④ダニ・ノミ対策の殺虫消毒

特に②の侵入経路の封鎖作業は、ご自身で行うとすると非常に苦労しますが、この作業が不完全だと、繰り返しハクビシンが侵入し、被害に悩まされることになります。

もしも「自分では難しそう」と感じたり、「自分でやったけど効果が無かった」という場合は、我々のような専門業者にご相談下さい。なおハクビシン駆除の費用や作業内容については以下の記事で詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。

 

ハクビシンの追い出しに関するQ&A

Q. 超音波機でもハクビシンは追い出せますか?

A. 超音波機はホームセンターやネット通販で害獣対策グッズとして販売されていますが、効果は屋根裏の環境や個体差に大きく影響されるため、積極的にお勧めしません。ハクビシン対策の主軸にするのではなく、本記事の対策を行ったうえで、さらに追加的な対策が必要となった場合に検討しましょう。

 

Q. 夜間に追い出しを行っても大丈夫でしょうか?

A. 大丈夫です。ハクビシンは夜間に活動しているため、異常を察知したハクビシンをすぐに追い出せる可能性が高いです。穴塞ぎ作業を翌日に行う場合は、ハクビシンを確実に追い出せているか作業前に確認しましょう。

 

Q. 追い出し中にハクビシンに襲われないか心配です

A. ハクビシンは憶病な性格をしており、自分より大きな人間を襲う可能性は非常に低いです。しかし、ハクビシンが幼獣(子供・赤ちゃん)と一緒にいる場合は、幼獣を守るために攻撃的になることがあります。不用意に近づくのはやめておきましょう。

 

Q. 追い出しをした後は、何日後に穴塞ぎを行うのが良いですか?

A. なるべく早めに穴塞ぎ作業を行いましょう。可能なら追い出し直後に実施することが理想です。夜間に追い出したケースなど、直後に実施できない場合だけ翌日以降に作業を行います。その際、ハクビシンが屋根裏に再侵入している可能性があるため、天井点検口からハクビシンがいないかよく確認しましょう。

 

Q. なぜハクビシンは家の屋根裏に入るんですか?

A. ハクビシンにとって、住宅の屋根裏は外敵に襲われない快適な環境です。高い場所を好む習性もあるため、ハクビシンが住宅に住み着くのは圧倒的に屋根裏が多いです。ハクビシンが屋根裏に入る理由や対策は、以下の記事で詳しく解説しています。

 

Q. 追い出しからすべての作業を業者にやってもらうことは可能ですか?

A. 可能です。ただし業者に連絡して即刻作業に入れる訳ではないため、とにかくすぐにハクビシンを家から追い出したい場合は、応急処置として記事内の方法を試しましょう。その後に害獣駆除業者に依頼し、入念な点検や施工、衛生処理などをトータルで実施いただくことをお勧めします。ハクビシン駆除の費用については以下の記事を参考にしてください。

           

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執筆・監修者

執筆者 林 翔平

林 翔平

2012年株式会社セスコに入社し、これまで1,000件以上のネズミ調査に従事。東京都ペストコントロール協会加盟。害獣駆除パートナーのコラム記事全ての執筆および監修を担当。

【保有資格】

・JPCA「ペストコントロール技術者1級」

・日本しろあり対策協会「しろあり防除施工士」

・日本健康住宅協会「健康住宅アドバイザー」

創業39

安心の実績 51,207

※2026年3月末

※2026年3月末

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