近年、東京都ではネズミ被害が急増し、社会問題となっています。
東京都保健医療局によると、東京都に寄せられるドブネズミ被害に関する相談件数は、ここ数年で3倍に増加しています。
ドブネズミは大型のネズミで、繁華街の生ごみを餌にして生活しています。そのため、コロナ禍で飲食店が閉店していた期間には相談件数が一時的に減少しましたが、その後さらに増加していることがわかります。
東京都保健医療局のデータによると、ドブネズミを含むネズミに関する相談件数は、年間で約8,000件に達しています。
目次
なぜネズミ被害が急増しているのか?
東京都のネズミ被害が急増している原因として、以下の要因が挙げられます。
コロナ禍の終息による飲食店のゴミの増加
2020年から2022年にかけて、新型コロナウイルス感染症の影響で緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が実施され、多くの飲食店が休業や時短営業を余儀なくされました。
2023年に入って規制が緩和され、多くの飲食店が通常営業を再開。これに伴い、飲食店から出るゴミの量が増加し、ネズミの生息環境が整ったため、被害が急増したと考えられます。
特に、ドブネズミは繁華街を住処にし、主に夜間に飲食店から出た生ゴミを食べて生きている個体が多いです。
特にドブネズミは繁華街を住処とし、夜間に飲食店から出た生ごみを餌にして生息しています。繁華街の路地裏や植え込み付近で、黒くてずんぐりとした生き物を見かけたことがある人も多いかもしれません。それがドブネズミである可能性が高いです。
高齢化による住宅管理の不足
少子高齢化の進展により、高齢者が単身で暮らす世帯が増加しています。
高齢者は身体の不自由や注意力の低下により、住宅の管理が十分に行き届かないことがあります。食べ残しやゴミが散乱すると、それがネズミの餌や巣作りの拠点となります。また、外壁の修繕が放置されると、ネズミの侵入経路が確保されてしまう場合もあります。
さらに、「ゴミ屋敷」と化した住宅の多くは高齢者が所有しているケースが多いとされています。室内にゴミが蓄積すると、ネズミの隠れ家となり、被害が深刻化する恐れがあります。
国立社会保障・人口問題研究所の『日本の世帯数の将来推計(全国推計)』(令和6年推計)によると、85歳以上の単独世帯数は2020年時点で約147万世帯ですが、2040年には約289万世帯と倍増する見込みです。これにより、ネズミ被害リスクも高まると考えられます。
また、近年の都心回帰によってマンション居住者が増加しています。専門家によれば、マンションでは主に屋内を住処とするクマネズミがゴミ捨て場や室内に侵入するケースが増加しているとのことです。
これらの要因が複合的に絡み合い、東京都のネズミ被害が拡大していると考えられます。
ネズミを見つけたらどうしたらいい?
住宅や飲食店でネズミを見つけた場合、どのように対処すればよいのでしょうか?
ホームセンターなどでは粘着シートやネズミ捕り器、殺鼠剤などが販売されており、個人でも利用可能です。
しかし、これらの対策は一時的な効果しか期待できない場合が多く、ネズミが戻ってくることがよくあります。
ネズミは学習能力が高いため、同じ罠や粘着シートにはかかりにくくなります。また、侵入経路を完全に塞がないと、再び侵入される可能性があります。周辺を丁寧に清掃し、ネズミの餌になるものを徹底的に排除することが重要です。
こうした作業を個人で行うのは非常に難しいため、ネズミを発見した場合は、早めに専門の害獣駆除業者に相談することをおすすめします。
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